子宮頸がん検診と円錐切除術

子宮頸がん検診の費用や方法、子宮頸がんの早期発見と治療を勧める為に体験談などを紹介しています。

子宮頸がんとは? 

子宮頸がんという病気はどんなものか?身体のどこに出来るがん(癌)なのか?

子宮頸がんは、女性特有のがん(癌)です。女性の子宮頸部にできるがん(癌)です。近年、日本人女性の子宮頸がんの発症率は増加していて、しかも生活スタイルの変化により、若年化しているとも言われています。

子宮は、膣からその「体部」への入り口を「頸部」といいます。子宮がんは、そのがん(癌)細胞のできる部位により、「子宮頸がん」と「子宮体がん」とに分けられます。それぞれに適した治療法や対処法があります。

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子宮頸がんと子宮体がんは、発症率、年齢が異なる病気

「子宮頸がん」と「子宮体がん」は、発症率も発症する年齢層も異なります。ここで説明している「子宮頸がん」は、若年層にも多くみられるがん(癌)であり、近年は発症率も高く、そして死亡者も増えていると言われています。

子宮頸がんは誰でもなる病気?

子宮頸がんは、女性なら誰でもかかる可能性のある病気です。ですから、私だけは大丈夫と思っていてはいけません。しかしながら、早期発見もしやすく、治療法も確立されているがん(癌)なので、早めに見つかれば治療することができます。

20代から発症する場合もあり、若い世代には深刻な影響を与えている病気となりつつあります。

子宮頸がんを見つけることはできる?

子宮頸がんは、定期的な検診を受けることで、その細胞の変性部を見つけることができます。早期に見つかれば、がん細胞になるまえに取り除くことも可能なので、検診はとても重要になります。

子宮頸がん検診の結果の見方

子宮がん検診をすると、結果として下記のクラスに分類されます。

 

クラス I : 正常である。
クラス II : 異常細胞を認めるが良性である。
クラス IIIa : 軽度~中等度異形成を想定する。
クラス IIIb : 高度異形成を想定する。
クラス IV : 上皮内がんを想定する。
クラス V : 浸潤がん(微小浸潤がん)を想定する。

 

この検査結果の状況により、定期検診の期間や治療などが決まってきます。

ほとんどの人が、クラスⅠ、クラスⅡであり、クラスⅢ以降は検診を受けた人の中で1.5%と言われています。(2014年度日本対がん協会調べ)

 

しかしながら、この1.5%の中の再検査受診率はたったの60%。つまり、再検査にもかかわらず、そのうちの40%の人は、再検査を受けに行きません。

ただでさえ低い検診率なのに、再検査と言われても自覚症状が無いためか、その後に検査に行かない人が多い現状があります。