Hさん 30代前半
配偶者:有
出産経験:あり
手術費用:不明
円錐切除術までの経緯
私は、30歳になったのを機に自治体で行っている無料の子宮頸がん検診を受けることにしました。子宮頸がん検診を受けるのは、一人目の妊娠時以来2回目でした。2回目もきっと大丈夫だろうと安心して受けたのですが、後日改めて精密検査が必要だと言われてしまいました。
家族にも相談をし、早急に検査を受けに行くことにしました。婦人科は色々あって、どこに行けばいいのかわからなかったので、一人目の出産でお世話になった総合病院で診てもらうことにしました。
細胞を取るときに、痛みを感じる人が多いとの事だったのですが、一人目の出産経験があったので、痛みはさほど気になりませんでした。
帝王切開でしか出産経験のない友人は、同じ子宮頸がんの細胞診の検査で泣き叫ぶほど痛かったと言っていました。
そして、細胞診の結果が一週間後に出ると言われたので、一週間後に家族と一緒に病院へ結果を聞きに行きました。結果、高度異形成なので円錐切除術で取り除かなければいけないと言われてしまいました。
まだ、癌になっていない異形成だったので、しばらく様子を見る予定だったのですが、私は早く二人目を授かりたかったので、主治医の先生と話し合いをし、切除してもらうことにしました。
そして早速入院の日取りを決めました。子供もいたので、両親とも日程を調整して最速で受けられる日を選びました。入院は、順調にいけば3泊4日くらいだと言われました。私は痛みに強い方だったので、手術への恐怖心はあまりありませんでした。
円錐切除術の入院から退院まで
手術当日。家族にお見舞いに来られると、かえって心が乱れると思い、一人で挑むことにしました。まず下半身麻酔を背中に打ちます。思っていたより痛みはなく、耐えられるものでした。
手術もだいたい40分ほどで終わったそうです。下半身に違和感はあったものの、麻酔の効果で何が起きているかはわかりませんでした。
手術後、麻酔がとけた頃に病室へと戻りました。ピリピリした痛みが少し残っていたのですが、歩くことは可能でした。家族に無事に終わったと報告をして、会いにきてもらいました。
尿管と点滴をつけられたのですが、尿管をつける作業が少し痛かったです。入院中はとても元気で、お腹に軽い生理痛のような痛みがあるだけでした。先生や看護師さんに、あなたは痛みに強いですねと言われるくらいでした。普通の人はもっと痛みを感じるのかもしれません。痛み止めを飲むこともありませんでした。
そして、順調に回復をして退院することができました。
円錐切除術後の生活について
退院後、切除した細胞が癌化しているかどうかの検査結果を聞きに行きました。そちらも問題なく、無事に治療終了となりました。
今まで、自分の病気について軽視していた部分があったので、今回のことで改めて早期発見の大切さを学びました。今回も、無料検診の機会がなかったら子宮頸がんの検診には行かなかったと思うので、発見が遅れたことを考えるとゾッとしました。
これからは、定期的に子宮頸がんの検診を受けていこうと思います。