手術後の出血が止まらないOさんのケース
20代で不正出血が頻繁に起こることが悩みで婦人科を受診しました。その際に念の為と、子宮頸がん検診も受けました。するとすぐに子宮頸がんと診断され、円錐切除術を受けました。
手術当日は、特に何も問題はなく無事に手術を終えました。麻酔もしっかり効いていたので、手術中は熟睡していましたし、目覚めてからも特に痛みはありませんでした。
手術の翌日、検査を受けて問題無しだったので一泊二日で退院することとなりました。退院してからも出血はありましたが、少しずつ血は出なくなると言われていました。
しかし手術から二日目、出血が減っている感じはありませんでした。
そして三日目になっても出血は減らず、それどころか大きめのナプキンでもすぐにいっぱいになってしまうほどでした。
ナプキンだけでは追いつかないので、タンポンを使おうとしましたが、タンポンを入れると膣の奥に激痛が走り入れられませんでした。
四日目には、出血量がもっと増えているように感じました。血の塊も出てくるし、さすがにこれはおかしいかもと不安になりました。
まだ病院の診療時間になっていませんでしたが、手術後の緊急連絡先を頂いていたので電話をして状況を伝えたところ、すぐに病院に来てくれとの事でした。
病院まで夫に送ってもらい、到着後すぐに手術をしてくれた担当医師が診てくれました。
子宮頸部の手術した所を確認すると、どうやら傷口が少し開いていたようです。
たしかに退院後そこまで安静にしておらず、普段通りに家事をしながら過ごしてしまったので、そのせいだったのかもしれません。
すぐに縫合が必要だからと、そのまま処置が始まりました。婦人科の検診台に乗って膣に器具を入れたままの状態で、麻酔もありませんでした。
奥の方でちょっとチクっとするよーと言われましたが、チクっとするどころの痛みではなく全身に力が入り汗だくになりながら必死で声を殺して痛みに耐えました。
カーテン越しなので、何をされてるかは分かりませんが血が沢山出てるのは感じました。その日は椅子に座るのも辛かったです。
翌日、急激に出血量が減りました。そのまま数日で出血は止まり、その後の検診で経過良好と言われました。
これ以来定期的に子宮頸がん検診を受けていますが、五年経った今再発や月経トラブルは起きていません。