子宮頸がん検診と円錐切除術

子宮頸がん検診の費用や方法、子宮頸がんの早期発見と治療を勧める為に体験談などを紹介しています。

円錐切除術後 20日、21日目 大出血という大事件発生!

円錐切除術後 20日目

この日は、朝からちょっとイライラしていて、気分も優れずにいました。原因は不明。夕方から夜にかけて、出血が始まりました。イライラしてたし、もしかしたらちょうど生理の時期だったので、生理始まったかな~と軽い気持ちで考えてました。夜もなかなか眠れずにいて、ようやく寝に入ったのが午前3時頃だったと記憶しています。

 

円錐切除術後 21日目

明け方の5時ころ、異変に気付き目が覚めました。ナイト用のナプキンが役に立っていないくらいの出血になっていて、パジャマのズボンとショーツは真っ赤。幸いにも寝具のシーツなどは横向きで寝ていたために無事でした。

慌ててシャワールームへ行き、洗い流しましたが、その時、手のひら大の大きさのドロッとした血が落ちました。

尋常じゃない出血に、とりあえず着替え、そして横になり、スマホで一生懸命同じような症状を検索してみました。色々と載っているけれど、どれもあまり詳しく書いていない。不安だけが私を支配しているような、そんな気分。どうしてよいかわからず、ただただ、横になっているだけでした。

円錐切除術後には、まれにカサブタが剥がれて、大出血を起こす場合があるという事は知っていたのですが、この出血がそれにあたるのか?それとも一時的なものなのという区別がつかないのです。生理2日目以上の出血の際は病院へ必ず来てくださいね!とは言われていましたが、これがその出血なんだろうか?

そんなことを考えながらも、15分もしないうちに、ナイト用ナプキンは満タン。そしてトイレでは、手のひら大の大きさのドロッとした血が落ちてくるような状況です。これを数時間繰り返していました。

 

正午まで出血はじっとしていれば収まるのかもしれないと思い、横になる→15分でトイレ→横になる→トイレ を繰り返していたのですが、いよいよもって、止まらない!と判断したので、病院へ電話をかけてみました。看護師さんが「すぐに来院してください!」と言われたのだけど、家から病院までは、車で行っても1時間近くはかかってしまう。

この15分おきにトイレに行くような状況で、どうやって衣類を汚さずに病院にたどり着いたらいいのかと、かなり困っていました。そして思いついた事が、大人用おむつ。これを使えば、漏れずに病院にたどり着けるのでは?と思い、大人用おむつを買いに行ってもらいました。そして、大人用おむつにナイト用ナプキンを貼って履き、病院へ向かいました。

病院の前で車から降ろしてもらったのですが、その時におむつの中に血の塊が落ちるのがわかるくらいの状況で、歩くのも結構困難なのです。かといって、車いすに乗って行くのも座らなければいけないのが嫌だったので、そのままソロソロと歩いて婦人科へ行きました。

婦人科の受付けで、すぐに看護師さんが飛んできました。「〇〇さん、少しだけ待てますか?」と言われ、首を横に振ったと同時に涙があふれてしまいました。大人用おむつで何とかしていることを話して、待てる余裕が全くない事も話したら、すぐに診察室へ案内してくれました。

診察台のそばで、おむつを脱ぐと同時に床に血の塊がドバっと落ちる・・・明らかに異常事態であることは見ればすぐにわかります。

そして、すぐに止血処置に入る事になりました。

普段の診察の際は、看護師さんはカーテンの向こう側にしかいないのだけれど、今回は私が半分パニックになって泣いてしまっている状態だったので、私の腕をずーっともってサポートしてくれている看護師さんがいました。

 

止血処置には2つあります

・患部を焼いて出血を止める方法

・患部を縫って出血を止める方法

 

まずは、患部を焼かれました。麻酔は当然なし。もうこの世のモノとは思えない痛さを体験するはめになりました。でもきっと子供を産む方が痛いんだろうな~と頭の中では冷静な自分もいます。しかし、痛いものは痛いのです。そして焦げ臭い。肉を焼くわけだから、そりゃ臭いですよね。

 

私の出血はとんでもなくすごかったらしく、なかなか止まらないんです。止まらないので、縫いましょう!となり、今度も麻酔なしの患部を縫合ですよ。もう泣くに泣けないというか涙でぐちゃぐちゃであります・・・痛いんだもの。

 

私は血圧が高めなので、余計に出血が収まりにくいのかもしれないと先生が言っていました。もう全然止まらないので、このまま病棟に行ってから点滴しながら処置しましょう!という事になり、病棟のベッドの確認を看護師さんがし始めました。入院を覚悟しました。

 

が、先生が突然、「あ!止まったかも!大丈夫かも!」と言い、病棟への移動はキャンセルとなりました。私は入院はしたくなかったので、とにかく大出血が止まればうれしかったのです。そのままガーゼを詰め込まれ、診察室の横にあるベッドに寝かされ1時間絶対安静となりました。

 

1時間の間に、血液検査の為に血液を抜かれ、血圧を測りました。血液検査の結果、大量出血にもかかわらず、貧血は起こしていない数値だったので、今日はガーゼ入れなおすので、帰宅して大丈夫ですと言われました。

再び診察台にあがり、ガーゼを入れなおして、そして車で帰宅しました。

しかし、車の振動があまり良くないのか、帰宅したころにはナプキンに血が・・・怖くなって、病院に電話しました。

事情を話したら当直の先生が偶然にも先ほど処置をしてくれた先生だったので、少し安心しました。出血は完全に止めることはできていないけれど、来た時のような大出血の状態ではないので、2時間したらガーゼを抜いて、そして出血の量を時間を計って確認してくださいと言われました。

 

2時間後

ガーゼを抜く時間です。かなり恐怖心がありました。ガーゼを抜いて、また血がドバっと出てきたらどうしよう・・・と。そしてガーゼを抜き、ここから時間を測ってトイレに行くと出血はあるけれど、生理初日程度の出血だったので、再び病院に行く事はありませんでした。

 

その日は、それでも不安で、大人用おむつにナプキンで就寝しましたが、2時間おきくらいにどうしても目が覚めてしまうので、眠った気がしませんでした。

 

その後の術後生活に続きます。

円錐切除術後 22日目~31日目 風邪?インフルエンザ?