子宮頸がん検診と円錐切除術

子宮頸がん検診の費用や方法、子宮頸がんの早期発見と治療を勧める為に体験談などを紹介しています。

子宮頸がん検診の日々と結果。

大学病院への紹介状をもらった私は、すぐに病院へ行きました。

そこでも、レディースクリニックで受けた検査と同じ検査「細胞診」を行い、2週間後に結果が出ます。私の行った病院は東京都内にある大きな大学病院です。予約をしても予約時間には呼ばれることはまず無いくらい混んでいて、診察を受けるのも一苦労です。

 

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子宮頸がん検診の期間はどのくらいだったのか?

私の場合、1回目の細胞診検査で、クラスⅢaの軽度~中等度異形成でした。そのため、すぐに治療はする必要が無いけれど、定期的な検査が必要という事です。その期間は3か月に1度の検査です。この状態からでも、クラスⅡやⅠに治っていく人もいるからという慰めのようなセリフを先生から聞いた記憶が残っています。その治っていく方向性にかけ、私は10年間の間、3か月に一度の検査を続けてきました。一度だけクラスⅡという結果が出たことがあり、検査の期間が半年後でいいよという事がありましたが、次の検査でクラスⅢに逆戻りでした。

 

クラス I : 正常である。

クラス II : 異常細胞を認めるが良性である。

クラス IIIa : 軽度~中等度異形成を想定する。

クラス IIIb : 高度異形成を想定する。

クラス IV : 上皮内がんを想定する。

クラス V : 浸潤がん(微小浸潤がん)を想定する。

子宮頸がんとは?  - 子宮頸がん検診と円錐切除術

 

子宮頸がん検診をつづけた結果

数年に一度、クラスⅢbという検査結果が出たこともあり、その場合には、いつも行っている組織診という検査ではなく「コルポ診」という精密検査を行います。通常組織診は、簡単に子宮頸部をこすって細胞をとるのですが、この「コルポ診」は、「コルポスコープ」という機器を使い、子宮頸部を拡大してみることができます。そして、病変らしき部分を切り取り検査をするというものです。通常の擦るだけの検査とは違い、子宮頸部をパチンとつまんで切り取るために、痛みと出血を伴います。私はこの検査が大嫌いでした。好きな人はあまりいないと思いますが・・・

「コルポ診」の検査結果は必ずと言ってよいほど、クラスⅢaです。ギリギリの状態という感じですかね。

 

30歳~40歳の間、ほぼ3カ月に1度の検査は、私の生活の一部になりつつありましたが、病院に行くという大仕事(時間がとってもかかる)なので、憂鬱な行事である事には変わりません。しかし、1歩先は「子宮頸がん」なのだという意識と危機感だけはあったため、検査を忘れることはありませんでした。

私は未婚、出産未経験なので、そういう意味では、先生からは、子供を作る可能性がまだあるだろうから、円錐切除術は行わずに経過観察をしましょう、という提案をされていました。

 

30代後半になった頃、一度だけ先生に、結婚の予定と出産の予定を聞かれ、する予定が今のところないのであれば、円錐切除術を受けた方が、こまめな検査も来なくて済むようになる可能性も高いし、どうですか?という提案をされましたが、結婚の予定はありませんでしたが、まだ子供産める可能性はあるよね・・・と思うと、なかなか踏ん切りが付かず、手術を受ける勇気もありませんでした。

 

そんな葛藤を抱えながら、その後数年間、検査を受け続けました。そして、2016年12月、いつもの検査結果クラスⅢbと悪く、「コルポ診」を受けました。その結果、私の子宮頸がんリスクが一段階上がっている可能性が出てきてしまったのです。