子宮頸がん検診と円錐切除術

子宮頸がん検診の費用や方法、子宮頸がんの早期発見と治療を勧める為に体験談などを紹介しています。

【子宮頸がん円錐切除術】20代後半 Hさんのケース

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Hさん 20代後半

配偶者:有
出産経験:あり
手術費用:5万

 

円錐切除術までの経緯

わたしは現在27歳の専業主婦です。子宮頸がんの円錐切除術を行なったのは25歳の時でした。わたしは23歳で結婚して24歳の時に子どもを産んでいました。その妊娠健診中に、子宮びらんがあるから子宮頸がん検診は受けておいた方が良いと言われました。

 

今まで子宮頸がん検診なんて受けたことがなかったのですが、結婚したことや母親になるということで、自分だけの身体ではないのだという自覚が出てきて、出産後から検診を受け始めました。とはいえ、子宮頸がんが見つかったのはその決意した最初の健診の際でした。

 

出産した産婦人科で落ち着いた頃に検診を受けると、今一度詳しく検査をするべきだと、大学病院に紹介状を書かれました。再検査をするとやはり子宮頚がんが見られるとのことでした。しかしまだ初期段階で、高度異形成と言われるものでした。幸い、すぐに手術する手続きがとれたので、旦那と両親を呼んだうえで手術をお願いしました。

 

ちなみに、手術をすると子どもができにくくなったりということがあるようです。ですので、もう少し様子を見るかと聞かれました。確かに子どもは1人だけでなくほしかったですが、100パーセントできないわけではないですし、まずは愛娘がいるので娘のためにも早く治そうと思ったのです。

 

円錐切除術に関して

子宮頚がんの中でも、円錐切除術ができるのは初期段階のようで、開腹もしなくてよいということだったのでその段階のうちに終わらせたかったのです。手術という名目ではありますが、やはり開腹しないというだけで安心感はありました。ただ、前日から入院をして、予後が良くても手術の次の日までは入院をしなければならないことは不安でした。

 

家のこともありますし、大病をしたことがないので入院なんて今回か出産したときかと言うくらいだったのです。出産したときは旦那1人でしたが、今回は1歳の娘もいたので旦那が大変取ろうなという心配がとてもありました。また、わたしは話を詳しくドクターに説明されたので難しい手術ではないという認識がありました。しかし、義実家や友人に伝えると子宮頚がん手術という事で大変な心配をされました。

 

円錐切除術とは、その名の通り子宮頚部を円錐状に切り取る方法です。わたしは高周波電流を用いた器具をつかっての治療でした。レーザーメスなどもありましたが、説明上一番手軽で予後が良さそうだったので、こちらを選びました。また、麻酔も部分麻酔で下半身のみの麻酔で済みました。ただ、その麻酔がとてつもなく痛かったです。

 

手術は正直知らない間に30分ほどで終わってしまいました。ですので何をしていたのかあまりわかりません。予定は1時間30分の時間でしたが、手術準備から合わせても1時間程度で終わりました。そのあとはストレッチャーで運ばれて、落ち着くまでは看護士さんが付き添う形で1時間程度休みました。

 

その後はお願いしていた個室の病室にはいり、家族と会うこともできました。

 

予後は重い生理痛のような痛みはありましたが、それよりも体勢を変えられないこと以外はあまり大変だったと感じたことはありませんでした。

 

2日後には退院できましたし、その後は普通に生活をすることができました。

 

円錐切除術後

術後病院からオーケーがでるまでは週2回膣洗浄に通いました。わたしの場合は、小さな出血が続いたため2ヶ月ほど通いました。

 

費用は手術と入院とあわせて支払いは5万円程度でした。ただ、保険が下りる項目があったので実際の支払いは数千円程度でした。やはり女性は子宮頚がん検診と、がん保険への加入をしておくことが一番安心です。