Cさん 40代
配偶者:有
出産経験:あり
手術費用:10万~20万
手術に至る経緯を教えてください
私は31歳で第二子を妊娠し、産婦人科で初診を受けたときに子宮頸がんが発覚しました。今まで大きな病気はしたことがなく、健康だけが取り柄だった私はがんの告知が信じられなく、ホントに私ががん⁇といった感じでした。
普通だったら検査でがんが発覚したらすぐに手術するのが一般的ですが、当時私はお腹に赤ちゃんがいたので手術を先にすると早産や流産の可能性が高くなるとのことで経過を見ながら出産後に円錐切除術を行う事になりました。
実際の手術はどんな感じでしたか?
手術は都内の大きな大学病院で受けたのですが、手術前の先生の説明では円錐切除術は当病院では何百回も行われている一般的で難しい手術ではないので安心して下さいと言われました。先生の説明を聞いて私は不安感はあまりなく手術を受けることができました。
今までに手術を受けた事がなかったので手術室に入るまではあ!これテレビで見たやつだ!といった感じでした。大学病院だからか手術が始まるまでの手際がとても素早すぎて、流れ作業のように感じてしまいました。
全身麻酔で手術が行われたのですが、数秒で麻酔が効いて意識がなくなり気づいたときは病室で主人が横にいました。
術後はどうでしたか?
がんの手術は術後に痛みを伴うものだと思っていましたが、術後すぐは全く痛みがなく自分の体に何も変わった感覚がないので本当に手術されたのかな?と思うほどでした。
術後はしばらく安静でしたが、その日のうちに自分で歩いてトイレに行けるほどでした。私は出血やおりものもほとんどなく、本当に手術前と何ら変わらない様子でした。退院前診察でも問題はなく、翌日には退院して普段の生活にもどりました。
お風呂につかる事やプール、激しい運動は禁止されていましたが、退院後は2人の小さな子ども達がいたのもありゆっくり安静は出来ずに子育てと家事に忙しい毎日を送っていました。
手術を終えて、考えたことを教えてください
私の場合、子宮頚がんが発覚して出産し手術出来るまでに11ヶ月間ほどの時間があったのでその間にがんが進行してしまわないかという不安はありました。しかし、子宮頸がんは初期だったため全く体に症状はなく普段は上の子を育てながらの忙しい生活を送っていたので時々自分ががん患者ということを忘れていた時間もありました。
術後すぐは痛みもなく、何の問題もなかったのですがしばらくするとなんとなく疲れやすく体が怠いという症状が続き平日は無理して何とか子育てや家事をこなしていたのですが、週末になると疲れが一気に出て上の子を実家に預けて一日中家で寝ている日々が続きました。体調が悪いと気持ちも塞ぎ込むようになり、やる気も湧かないといった感じでした。
当時は2人の幼い子どもの子育て中だったため、このくらい疲れるのはあたりまえなのかな?と思っていましたが、今思うと産後すぐの手術が体に負担になっていて体の調子が悪かったんだろうな・・・と思います。体調がよくない事を友人に話すと鍼灸院のよい先生を紹介してくれました。
そこで施術を受けメンテナンスを受けていくうちに徐々に体調もよくなっていき、疲れにくい体を取り戻し体調がよくなると気持ちも前向きに変わってきました。