子宮頸がん検診と円錐切除術

子宮頸がん検診の費用や方法、子宮頸がんの早期発見と治療を勧める為に体験談などを紹介しています。

【子宮頸がん円錐切除術】10代後半 Oさんのケース

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 配偶者:無
出産経験:なし
手術費用:4万円
10代後半

 

 

円錐切除術までの経緯

 最初に子宮の検査をしたら陽性になり、詳しく子宮頸がん検診をしてもらいました。その前にも2回陽性になっていて、疑いがあるだけの診断でしたが3度目と言うことで円錐切除術をすることになりました。

 

当時は18歳で子どももいなかったので、子宮のガンだと知ったときは自分の命よりも先に『子どもが産めなくなるのでは?!』ととても悩みました。家族も当たらず触らずと言った感じの接し方で、逆にそれがすごく嫌でした。

 

でも、円錐切除術の説明を聞いているうちに子宮を取ってしまうのではないこと、ちゃんと完治できること、出産はできることなどを知りひと安心しました。このまま手術をしないと、疑いではなく本当に子宮頸がんになってしまうと言われ、そうしたら転移することも考えられるし危ないことも聞かされました。

 

円錐切除の手術をすぐにでもした方がいいと言われ、日程を決めて手術を受けることにしました。

 

円錐切除術からその後

 私がお世話になった病院は、二泊三日で一日目は色々な検査と体調管理。二日目に手術で術後を見て、三日目に退院とのことでした。

 

費用は一部分切り取るのに5000円~かかること、部屋代や食事代などでだいたい見積もっても4万前後と言われました。が、あくまでもこれは目安で切り取る部分が多かった場合はさらにかかると言われました。

 

実際に入院して切り取ったのは3カ所で、合計費用は2万5000円ほどでした。退院してからも一週間後に術後の経過を見てもらいましたが、5000円ほどで済みました。

 

ただ、手術のせいか癒着したのかわかりませんが生理の血が子宮口から出ずにたまってしまうことが多くなりました。腹痛がひどく、お腹を押されると痛く、子宮のエコーをみてもらうと血がたまっているといった感じです。確かに生理なのに出血は少ないときがあり、そんなときはだいたい痛くなっていました。

 

それが癖になり、定期的に通って出してもらわなければならなくなったときは嫌気が出ました。

 

子宮頸がんの方は、円錐切除術で悪いところはすべて取りきれたのでもう大丈夫だと言われ問題はなかったのに…その血がたまって取ってもらうのも無理矢理子宮口を広げて流すらしく、とても痛くて痛くて毎回泣きそうになりながらの治療でした。

 

ですが、3年ほどして無事に妊娠もでき出産をしたらそれを気に子宮に血がたまってしまうことはなくなりました。とは言っても、無意味に腹痛がしたり生理が少し早く終わるとトラウマなのか気になってしまっていました。

 

子宮頸がんは、名前はガンですが普通のガンとは違う感覚だと私は思います。子どもを産める希望もありますし、長い治療のようなものも特にありません。ただ、2年間は半年に一度くらいのペースで子宮頸がん検診を受けて経過をみていました。

 

それから10年以上経ちますが再発もないですし、子どもも授かり普通の生活もできています。

 

最初の出産のときに、円錐切除術の焼いたあとで子宮口が開きずらくなりましたが、二人目以降はそんなこともなく済んでいます。前向きに考えていいと思います。