子宮頸がん検診と円錐切除術

子宮頸がん検診の費用や方法、子宮頸がんの早期発見と治療を勧める為に体験談などを紹介しています。

【子宮頸がん円錐切除術】20代 Tさんのケース

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Tさん 20代
配偶者:有
出産経験:なし
手術費用:6万

 

円錐切除術を受けるまで

24歳の時に職場で申し込んだ子宮頸がん検診を受けた時に、ステージ3b、要精密検査という結果となり、大きな病院で子宮頸がん検診の精密検査を受けました。

 

その結果、子宮頸がんの可能性が高いHPVの型に感染していることがわかり、子宮頸がんの中でも奥の方に病巣がある子宮頸部腺がんの可能性が疑われました。

 

しかし、はっきりした診断は円錐切除術を受けなければ分からないということで、確定診断をつけるための意味合いと治療を兼ねて、円錐切除術を受けるよう勧められました。ただ、その当時私は結婚したばかりで、これから妊娠ももちろん考えていました。

 

円錐切除術を受けると切迫流産、切迫早産のリスクが高くなることを説明されていたので、手術することをためらいました。

 

夫ともよく相談し、手術までの間に同じ産婦人科内の他の医師にも診察してもらい、納得した上で円錐切除術を受けることを決断しました。手術を勧められてから実際に手術を決断するまでの期間は約半年ほどでした。

 

円錐切除術の為の入院から退院まで

手術のための入院期間は通常だと1泊2日でしたが、執刀する医師のスケジュール上、3泊4日となりました。はじめの2泊は土日も重なっていたため病院の便宜上仕方なく入院しあという感じで、特に検査も何もなかったため外出許可をもらい、日中は外出をしました。

手術前日は夜20時からは絶食となりました。

 

手術当日は午前中から麻酔科で診察を受け、点滴を開始しました。手術開始は午後からでした。麻酔方法は全身麻酔でした。点滴から直接麻酔を流されて、腕がひどく痺れたなと思ったらもう意識がなくなっていました。

 

手術時間は1時間ほどでした。手術が終わったあたりから意識が戻り、酸素マスクをしたまま病室に運ばれました。

 

麻酔の影響からか一度嘔吐しました。そしてあまりにもの激痛でお見舞いに来てくれていた母や夫とら話すこともままならず、鎮痛剤を服用しましたがそれでも痛みはひどく、ひたすら耐えました。

 

夕食時はまだ痛みがあったため食欲もなく、夫に食べてもらいました。夜眠る前くらいからは痛みがだいぶマシになり、その日の夜はわりとぐっすり眠ることができました。翌朝、医師の診察を受ける頃にはもうだいぶ痛みもなくなっており、診察結果も帰宅可能ということで無事帰宅することができました。

 

入院の費用

入院、手術費用は事前に伝えられていた金額よりは安く、6万円程でした。

 

円錐切除術後の経過

術後2ヶ月ほどは出血が続くことと、そしてあまりにもの量が出るようであればすぐに受診するように言われました。確定診断は2週間後ということで、その間は不安でいっぱいでした。

 

診断結果はやはり子宮頸部腺がん、ステージ0でした。しかし、円錐切除術で全て取り切れたということでした。再発するということも可能性が低いだろうと言われ、とてもほっとしました。説明されていた術後の出血も2ヶ月ほどでおさまり、無事に通常の生理も再開しました。

 

その後は定期的に子宮がん検診を受けていますが、異常なく過ごせています。