子宮頸がん検診と円錐切除術

子宮頸がん検診の費用や方法、子宮頸がんの早期発見と治療を勧める為に体験談などを紹介しています。

【子宮頸がん円錐切除術】30代前半 Aさんのケース

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Aさん 30代前半
配偶者:有
出産経験:なし
手術費用:5万~10万

 

 

手術を受けるまでの経緯を教えください

数ヶ月に一度、目の前が白くなり、動けなくなったり痛みで吐き続けるほどのひどい生理痛が来るので、病院に検査に行きました。その際に先生が念のためしてくれた子宮頚がん検査で中等度異形成が見つかりました。生理痛とは関係性はなかったようですが、その後も定期的に経過観察を続けていくよう指示がありました。

 

いつかは良くなると思っていましたが、8年以上状態が変わらず、高度異形成に近づいてきている可能性もあるとのことで切除をすることになりました。

実際の円錐切除術はどのような感じでしたか?

 手術自体はとても簡単なようで、私の場合は2泊3日のスケジュールを組んでありました。手術の前日に入院し、簡単な検査や麻酔の説明を受け、同意書への記入をする程度で前準備は終わりです。

 

当日の朝になると、朝食は食べず、浣腸をして腸の中を空にするよう指示がありました。手術着に着替えた後は、手術室に運ばれ、先生と何人かの看護師から今から手術を開始する旨を伝えられました。部分麻酔と全身麻酔が選べたようですが、私の場合は全身麻酔でした。麻酔を背中から打つので横向きで背中を丸めて下さいと指示があり、言われた通りにした次の瞬間には病室のベッドの上でした。

 

あっという間に麻酔で意識がなくなったので、特に手術に痛みや苦痛は感じていません。ただ、目が覚めても暫くは麻酔が残っているので、ベッドの上から身体を動かすことはできませんでした。喋ったりすることはできましたが、脚や手は全く感覚がありませんでした。いつの間にか尿道カテーテルが繋いであり、喉がカラカラに乾いていたことが印象的でした。

 

数時間後には徐々に動けるようになり、自分でトイレにも行けるようになったのでカテーテルを外してもらいました。その後も特に出血もなく、何の問題もなかったので翌日の昼には退院することができました。

円錐切除術後の状況を教えてください

一度も手術を経験したことがなかったので、どのような流れになるのか全く想像できず心配だったのですが、手術前に内容を詳しく説明してもらえたので、納得した上で安心して手術当日を迎えることができました。最も不安だったのは、手術で悪い部分が全て切り取れるかということです。

 

結婚に伴って転居をしたばかりだったので、周りに知り合いが一人もおらず、悪い部分を取りきれず再度手術になった場合や、切除した部分の病理解剖をして癌が見つかった場合など、万が一何かあった場合の生活を考えるととても不安でした。また、将来妊娠するのに影響はないかというのも不安だったのですが、今は無事に妊娠できています。

 

手術の結果、中等度異形成と診断されていた部分は全て取り除くことができたので、その後は普通の生活を送れています。

 

退院後一週間くらいは、大出血する可能性もあると説明を受けていたので、先生からの指示に従って、暫くは自転車通勤を控えてあまり激しい運動はしないように気をつけました。また、湯船に浸かるのは控えて、暫くは入浴はシャワーだけで済ませるようにしました。少量の出血はあったものの、病院へ行くほどのものではなかったので安心しました。